塗装の知識
色の3属性
色には「色相」「明度」「彩度」の3つの指標があり、これによって無限に色を表すことができます。これらの3つの指標を「色の3属性」と言います。
「色相」とは
色相とは「色み・色合い」の事です。おおまかに言えば、赤や青、緑や紫などどんな色味をしているかを指します。
「明度」とは
明度とは「色の明るさ」の事です。明る色は「明度が高い」逆に暗い色は「明度が低い」と、これも高い・低いで表します。
「彩度」とは
彩度とは「色の鮮やかさ」の事です。鮮やかな色には「彩度が高い」、くすんだスモーキーな色には「彩度が低い」というように高い・低いで表します。
色えらび
1.まずは色相から青系がいいのか赤系がいいのかを選びます。
2.次に決めた色の中で明度と彩度を決めます。
色の組み合わせ
家の塗装を考える場合、色の組み合わせが重要です。大きくは屋根と壁の色。見落としがちなのが窓などのサッシと壁の色です。サッシは塗装をすることができないので、サッシや屋根瓦がが茶系の場合、反対色の青系や緑系を壁に選ぶと色同士がケンカをしてセンスの悪い仕上がりになってしまいます。色を組み合わせる場合はまずは同系色のものを選ぶと良いので、サッシが茶系なら壁は茶系、ベージュ系、グレー系などが良いでしょう。また、彩度も合わせないと違和感のある仕上がりになってしまいますので注意が必要です。
茶色の屋根瓦や茶色のサッシで茶色部を塗り替えられない場合
彩度(鮮やかさ)が違う組み合わせ
反対色でも良い例
色相(色み)の数の違い